指導方針と開始までの流れ

~静岡市の学習支援室ぴあでは、思春期の子どものアプロ-チをする上で、次のことを大切にしています~

指導方針

学習支援室ぴあ

心の安定と自己肯定感

心が不安定だと勉強どころか、目の前のことに取り組む気持ちになれません。不登校の子どもは、自分はダメな人間だ思い込み、否定的に捉えてしまったり、勉強の苦手な子どもにとっては、教室でわからない授業をただ座って聞き続けることは苦痛な時間で、次第に自尊心も失われていきます。
心が安定するには、自分は自分のままでいいんだという感覚(肯定感)を持てることが大切です。たとえ本を読んで、知識を得たり、価値観が変わることがあっても、自己肯定感は人との関係性の中でしか高めることはできません。
人が傍にいることの心地良さを感じてもらうことから始め、更にもう一歩前に踏み出すまでのサポ-トをしていきます。

学習支援室ぴあ 方針2

子どもの学力の定着

発達障害のある場合に、知的な遅れがないにもかかわらず、学力が思うように定着しない子どもがいます。発達の特性の凸凹が大きいため、他の子どもよりも集団生活や学習面で躓きやすいうえに、自分には何ができて何が苦手なのか、どうやって勉強したらいいか、わからないことが多いためです。
単に「優しい言葉で」「ゆっくりと」「繰り返し」教え続けるだけでは十分でなく、「目で見て理解する」のが得意でも「聞き取る力」が弱かったり、話しを聞きながら先生の板書をノ-トに書き写すといった「2つの同時作業が困難なタイプ」など様々であり、子どもの特性を見極めて、その子に合った適切でかつ効果的な学習の仕方を教え、それを習慣化してあげることが大切だと考えています。

子どもの関心と意欲

子どもは、嫌いな人から与えられた指示や課題を好んでやろうとはしません。信頼できる人に褒められたり、認められる経験のなかで、もっと頑張ろうという気持ちが生まれてきます。外への関心が広がり、自身の先の見通しが立てられるようになると、仲間に受け入れられたい欲求を持つようになります。
趣味や好きなことを始めたり、ボランティア体験など、家族以外の人と繋がる経験は、社会に出るときの土台となり、「自分はどんな存在で、何ができるんだろう・・・」と自己を見つめる機会も大切にしたいと思います。

開始までの流れ

保護者様のご面談

学校生活や家庭での子どもさんの様子と、ご心配なことなどをお伺いします。
成績表や、発達検査の結果をお持ちであれば、差支えない範囲でご用意ください。同日に体験授業を行うことも可能です。
初回の相談料は無料、静岡市内の出張費は1,000円のご負担をいただきます。オンライン面談も可能です。

無料体験授業

60分の体験授業で、学習の定着度や、躓いている箇所を確認させていただきます。
テキストはこちらで用意いたしますが、日頃のテストなどがあればご用意ください。今後にむけて学習のアドバイスをいたします。
オンライン指導をご希望の方は、ZOOMで体験授業を行います。ZOOM未体験の方は、事前に操作方法をお教えします。

授業料のご案内

体験授業の際に、授業料のご案内をさせていただきます。授業料は、発達特性の有無、不登校の有無と症状、学力レベル、その他のあらわれなどによって異なります。

勉強に対してストレスを感じるほど強く拒絶する場合や、不登校などで心身の状態が不安定で医療機関の受診が必要と判断した場合には、お受けができない場合があります。その際に、専門機関、その他の支援団体などをご紹介することもできます。

指導開始

指導内容や指導方針については、その後の子どもさんの様子と、ご家庭からのご要望などを伺いながら、その都度、見直しをしながら進めていきます。